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PDCAサイクル展開により起こる「見える化」について

ブログをお読みいただきありがとうございます。
PDCA研究所:セミナー研修のラーニングモアの日々つれずれ、担当の前田です。

今日のテーマは「PDCAサイクル展開により起こる「見える化」について 」です。
このページをご覧になっている皆さんは、すでにPDCAサイクルについては知っているが、どう実行すればいいのかを悩んでいる、そんな方が多いのではないでしょうか。

例えば、「今月度の営業利益が、前年度より10%下回っている」という事象があり、これを解決するためには、原因の特定が必要です。「営業利益が下がった」は結果であり、原因ではありません。

原因は常に具体的なものです。
1、市場自体が10%縮小した
2、季節的・環境的な影響があった
3、業務フローを変更した
など。

このとき、3、に対するてこ入れを行う場合、「フローのどの部分が影響したのか」を特定する必要がまずあります。そして、その後決定しなければならない問題は以下の2通りです。

a.「以前のフローに戻す」→ フロー変更によって改善した問題が再浮上する
b.「全く新しいフローを考える」または「業務フローを変更した」→今度は誰が? どんな考え方で? などの5W1H問題が発生

ここまで問題点が具体的になってきて(適度な細分化がされていて)、はじめてPDCAサイクルにかけることができます。具体化=問題の見える化です。
逆に言えば、ここが抑えられていない場合、問題点は不明瞭になったままなので、組織内での共有もできず、誰がどこから改善に取り組めばいいかわからない状態、とも言えます。

そのため、PDCAサイクルの動き始め(PLAN)は「Aが~になった理由のひとつである…という事象に対し、フローの一部であるXXXをZZZに変更すること」という意味を持たせましょう。そうすれば、その後のサイクルについても自然にやり方が見えてくるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。

PDCAサイクルのみならず、見える化はどんな業務についても言えることではありますが、一朝一夕には難しいところがあります。しかし、ここをしっかりと押さえてからでないと、業務改善には至りません。

ぜひお試しください。

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